お風呂の話
新型コロナウイルス感染が流行する中で気をつけたいのが、毎日の感染対策。
手洗いやうがいのほかにも、免疫力を高めることは感染予防に欠かせません。
免疫力を高めるためには健康的な生活を送ることが大切ですが、その中の一つに「代謝をあげる」ということがあげられます。
代謝は加齢とともに低下していきますが、入浴や運動などによって体温を上げることで上昇させることができます。
皆様、お風呂は好きですか?
日本人は外国人に比べると皆お風呂好きですよね。
そろそろ気温も上がってきて、シャワーだけで済ませるという方もいらっしゃるかも知れませんが、代謝を上げ、免疫力を上げるためにも、是非毎日湯船につかりましょうね~
お風呂は、6世紀に仏教とともに中国から伝えられた言われています。
仏教において、汚れを落とすことは仏に仕える者の大切な仕事と説かれ、多くの寺院で浴堂が備えられるようになりました。
そして浴堂のない庶民にも入浴を施したことから、お風呂に入るという習慣が始まったとされています。
公衆浴場である「銭湯」が登場したのは江戸時代といわれ、庶民が銭湯を楽しむようになりました。
大正時代以降、水道が普及すると、浴室に水道式のカランが取り付けられ、衛生面においても向上しました。
そして、戦後の高度成長期時代に進化した住宅事情とともに各家庭に内風呂が普及していきました。
さらに現代ではスーパー銭湯が日々進化し、日本人のお風呂好きにも磨きがかかっています(笑)
では、ご自宅のお風呂はどのようなものですか?
快適ですか?
現在、戸建てのお家の約90%以上はユニットバスです。
ユニットバスとは、あらかじめ工場で作られた壁や床、浴槽を、お風呂を設置する現場で組み立てて作るタイプのお風呂です。
工場で生産されていますので、品質が安定しているうえに、作業時間が短いというメリットがあります。
種類も多く、安価なものから高級なものまで揃っているのも魅力です。
しかし、せっかくなので好みを反映した、我が家だけのオリジナルなお風呂を作りたいと思われる方もいらっしゃいます。
檜風呂なんて憧れますよね?
在来工法で作るお風呂は自由度の高さが魅力ですが、費用も高くなり工期にも時間がかかるというデメリットがあります。
また、ユニットバスと比べるとこまめなお手入れも必要となってきます。
そこで、
なかにはハーフユニットといって、浴室を上下で区分けし、浴槽よりも下の範囲をユニットバスにして、壁や天井を現場で施工するという工法を選択される方もいらっしゃいます。
例えば、壁を木材にすることも可能です。それでいて汚れやすい浴槽や床は、お手入れのしやすいユニットバス。
個性を出しつつ高い機能性も持たせることができます。
お風呂好きの私たち日本人は、家づくりにおいても、こだわりを持ってお風呂を選びたいですよね。
広い浴槽や色々な機能を持ったお風呂には憧れますが、現実には浴槽が大きければその分多くのお湯が必要となりますし、浴室が広ければお掃除の手間も増えます。
魅力的に思えた機能も実際にはほとんど使わないということもあります。
(うちのミストサウナ機能がそうです(;^_^A)
なので、お風呂を選ぶときには優先順位をはっきりさせ、後悔しないようにすることが大切です。
免疫力アップにも、ストレス解消にも、疲労回復にも大切なお風呂!
毎日楽しめる空間でありますように・・・
R.