サステナブルな家づくり

気候変動や地球温暖化など、環境問題に対する意識が世界中で高まるなか、最近、「サステナブル」といったキーワードを耳にすることはありませんか?

 

 

サステナビリティ(Sustainability)」と表記されることもある言葉で、物事の「持続可能性」、つまり「将来に渡って、機能を失わずに続けていくことができることシステムやプロセス」を指します。

 

 

1987年に国連のブルントラント委員会が「地球の未来を守るために」という報告書の中で、「持続可能な発展」こそが「将来の世代のニーズを満たしうる発展である」と定義しました。

この報告書をきっかけとして「サステナビリティ」という言葉と概念が世界に広く認知されるようになったのです。

その後、2015年9月の「国連持続可能な開発サミット」で、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。

 

これを受けて、企業でもさまざまな取り組みが行われるようになっています。

 

 

では、建築におけるサステナブルとは、どのようなものでしょうか?

 

日本建設業連合会によれば、

サステナブル建築とは、設計・施工・運用の各段階を通じて、地域レベルでの生態系の収容力を維持しうる範囲内で、

(1)建築のライフサイクルを通じての省エネルギー・省資源・リサイクル・有害物質排出抑制を図り、

(2)その他地域の気候、伝統、文化および周辺環境と調和しつつ、

(3)将来にわたって人間の生活の質を適度に維持あるいは向上させていくことができる建築物を構築することを指します。”

 

近年、パッシブハウスや、再生可能エネルギー、地域の自然素材を使用するエコハウスなど、人だけでなく、地球にも優しい家づくりが、注目を集めています。

ZEH(ネットゼロエネルギーハウス)もその一つです。

 

 

ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは・・・

 

資源エネルギー庁が地球温暖化対策の一環として打ち出した政策で、

躯体の断熱性能を大幅に向上させることで、建築物省エネ法よりも20%以上の省エネを実現したうえで、太陽光発電などでエネルギーを創り、年間の一次エネルギー消費量の収支をゼロになることを目指した住宅の事です。

 

要件を満たしたうえで申請すれば、抽選ですが国から補助を受けることもできます。

パルステージはZEHビルダーとして登録されています。

 

 

他にも、照明や空調などでできるだけ電力を使わないように、自然光が効率良く取り入れられる位置や角度を工夫したり、雨水を庭の散水やトイレの水洗に利用する。

また、時間とともに味わいが出てよくなっていく自然素材を使うことで、愛着を持ち長く住み続けられる家づくりを行うことなどの取り組みがなされています。

 

 

日本古来の自然素材を建材に使用する事により、日本の林業や和紙の生産業などの復興にも繋がりますので、自然建材を使用する事は環境に対してだけでなく、経済的にもサステイナブルな貢献ができます

 

 

サステナブルを意識した住まいは、毎日の暮らしもより気持ち良いものになるのではないでしょうか。

 

R.