ダイニングテーブル
新しくお家が完成したら、引越にあわせて家具を新調したいと思っている方が多いと思います。
お施主様に相談されることもありますが、そんな時は「ダイニングテーブルはちょっといいものを購入されたら良いと私は思いますよ」とお答えしています。
TVボード…最近はTVを壁掛けにする場合も多い。TVボードは建物に合わせて新築工事の造作でつくる場合も。
ソファ…生地やクッション、構造にいずれへたりがでてくる=メンテナンス又は買い替えが必要。そこそこのものを購入して、10年程度で買い替える消耗品であるという考えも。
ですがダイニングテーブルは、年月が経ってもずーっと同じものがそこにあると思います。
仮にお子さんが小さいころに購入された場合は、そこでおやつを食べながらその日の出来事を話してくれたり、勉強をしたり、宿題をしたり、家族でご飯を食べたり、反抗期になって食事の時だけしか口をきいてくれなくなっても、きっとダイニングテーブルはお子さんが成人になるころまではずっと家にあると思います。(一緒にお酒を飲めるころまで?)
鉛筆の跡とかも受け止めながら、家族と共に寄り添ってくれるものだから、少し奮発してでもダイニングテーブルは良いものを購入されたらどうですか?とお伝えしています。
確かだれか有名な建築家の方の受け売りですが(笑)。
でも私の田舎の家のテーブルも約40年ずっと同じものがありますものね。(私の祖父母が亡くなって、父が住むようになり、今は孫たち家族を迎えてくれてます)
そうそう壊れるものではないので、余程家族構成の変化がなければ買い替えるものでもありません。
最近はリビング学習も人気ですし、リビングより家族が集うダイニングを家の中心にしたいという方も多いです。
そう考えると、我が家も妻と会話をするのはダイニングテーブルでの方が多く、リビングはというと各々好きなテレビを見たり、雑誌を見たり、寝てしまってたり…会話は少ないかもしれません(笑)。
『ダイニングテーブルは、良いものを長く使う』
先日雑誌の取材で訪問したお宅のダイニングテーブルが素敵だったので、そんなことを改めて思いました。
地元の家具屋さんで購入されたようですが、無垢の木をふんだんに見せた優しいお家の雰囲気と造作でつくった収納カウンターと、お施主様の雰囲気と合っていて、とても素敵だなと思いました。
Koumoto