住宅豆知識 -工法ー
家づくりを考える時に、色々で抑えておかなくてはならないことがあります。
その中のひとつに「工法」と「構造」があります。
「工法」とは、「家を建てる方法」のことで、それに対して「構造」とは、「家の造り」のこと(木造なのか鉄筋なのかまた、建物を支える仕組み)を指します。
パルステージでは自然素材を使った木造住宅を主に手掛けています。
近年木造の良さが見直され、圧倒的に木造住宅が多く建てられています。
平成2年2月時点での全国住宅着工数を見ると、全体の約半数が木造で、さらにその多くが軸組工法となっています。(日本住宅新聞 第1989号より)
では、それぞれの工法について簡単に説明します。
≪軸組木造工法≫
「在来工法」とも呼ばれ、日本では最もポピュラーな工法です。
柱や梁といった「軸組」が、建物の構造を支えています。
また、現代では、柱と柱の間を「筋交い」と呼ばれる斜め掛けの部材で補強したり、接続部を金属で強化するといった耐力壁を設置する耐震対策が取られています。
この工法は様々な敷地に対応することができ、柱や梁などで支える仕組みのため、開口部を広くとるなど設計における自由度が高いことが魅力です。
さらに、耐力壁以外の壁であれば取り外して間取りを変更することも可能であるため、将来、リフォームや増改築などの予定がある場合にもメリットとなります。
≪枠組壁工法(2×4))≫
床や壁など「面」が中心となって建物を支える工法で、アメリカやカナダなどで多く用いられています。
2×4インチの木材で枠を作り、そこに床や壁を取り付けて箱型の構造を作ります。
耐震性や気密・断熱性が高く、規格化されているためコストを抑えることができるというメリットはありますが、間取りや開口部など設計の自由度は低くなります。また、リフォームも困難になるというデメリットがあります。
≪ログハウス(丸太組工法)≫
その名の通り丸太を汲んで建物を作る工法です。
日本では住宅というよりコテージや山小屋のイメージですよね。
しかし、実際には住宅としても十分な性能を備えています。
単純に丸太を積み上げるだけでなく、軸組木造工法の柱や梁を丸太に置き換えたものや、柱の間に短い丸太を積み上げるものなど色々なものがあります。
パルステージでは主に、軸組み工法における耐力壁に加え、2×4のメリットである面を重視した耐力壁を設置してより耐震性を高めた工法を用いています。
安全性に加え、お施主様のご要望に応じた自由設計が可能な上、将来、家族構成や暮らし方に変化が生じたときにでも比較的自由にリフォームが容易です。
以上、豆知識でした。
R.