和風住宅いいとこどりの勧め
インバウンド効果もあってか日本古来の伝統文化が見直されるようになって来ました。
古民家を内装だけ使いやすく改装したカフェが「おしゃれ」だと評されたり、田舎暮らしがブームとなったり・・・
住宅においても和風住宅を希望される方が少なくありません。
和風住宅の大きな特徴といえば、木造であるということです。
一般的に木造は災害や火事に弱いというイメージを持ちがちですが、
https://www.pal-ds.net/木の家って火事に弱い?/
でも書いたように、きちんとした耐震構造、耐火構造になっていれば、災害や火事にも決して弱いというわけではありません。
京都や奈良のお寺を観ればわかりますよね。
また、日本家屋は「冬、寒そう」とも言われますが、
それは、今のように住宅の気密性や断熱性が高くなかった頃の話です。
では、木造住宅のメリットにはどんなことがあるのでしょう?
まず、伝統的な木造の日本家屋には自然素材が使われており、手触りや肌触りも柔らかく、気持ちが落ち着きます☺
自然素材であるが故の経年変化も楽しめます。古民家に趣を感じるのもそのためです。
また、伝統的な和風住宅は、襖や障子を開ければ部屋を区切りのない大きな空間として利用できるなど、使い方の自由度が高という点もあげられます。
その為、新築だけでなく、バリアフリーにしたり、リフォームやリノベーションもしやすいのです。
しかし、純和風の住宅も趣があって素敵ですが、現代の生活様式には合わないところもあると思います。
畳敷きの部屋で座って過ごすよりもフローリングに椅子という方が楽だと思う人も多いですよね。(畳にこたつも魅力的ですが(;^_^A)
なので、自分のライフスタイルに合わせて、和風住宅の良いところだけを取り入れた家作りがおすすめです。
その一つが自然素材を使った家にするということ。
調湿機能のある無垢材や珪藻土を使った家は日本の気候風土にマッチし、快適な住空間となるでしょう。
また、カーテンを使ってしっかりと光を遮断する部屋、障子を使って柔らかな雰囲気で自然光を取り込む部屋
などの使い分けをしたり、痛風や採光のための欄間を設けるなど・・・
障子や欄間からの柔らかな光が漆喰壁に素敵な影を演出しますよ。
さらに、最初からあまり間仕切りを多くせず、ライフスタイルの変化に応じてフレキシブルに間取りを変化させることもおすすめのポイントです。
最近人気の土間のある家もおすすめです。
土間は昔は雨の日の農作業場として、また近所の人とのコミュニケーションの場、ホテルのレセプションのような用途などとして使われて来ました。
今では趣味で使う、収納、雨の日には子供の遊び場など色々な使い方ができる便利なものとして人気があります。
以上、和風住宅いいとこどり・・・
ご参考までに^^
R.